2021.08.23
かわいい孫とずっと良い関係でいるために気をつけたいことは?
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孫をかわいいと思う理由について疑問を持ったことはありませんか?
孫との関係性から実際にSNSに投稿されている幸せエピソードを参照し、その理由についてまとめました。
かわいい孫をめぐりおじいちゃんおばあちゃんだけではなく、その両親とも、仲良く良好な関係でいるために、気をつけておきたいこと、三世代間の関係性について解説!
「孫がかわいすぎて仕方がない!」
「ずっと仲良くしていたい!」
というおじいちゃん、おばあちゃん。
そんな祖父母に恵まれたご両親、必見です!
1.孫を授かるおじいちゃんおばあちゃんの気持ち
子ども達の手が離れ、自分たちも現役世代からリタイア世代に入ってくる頃。
息子や娘に子どもが産まれ、孫を授かる祖父母世代の方もいるのではないでしょうか。
孫の存在があると、穏やかに過ごしていた自分たちの余生に、喜びと生きがい、張り合いが生じるといわれています。
実際に孫を授かり、自分たちの生活が変わった喜びや生きがいのエピソードをSNSに投稿しているおじいちゃんおばあちゃん。
今回は、その実例を紹介します。
贈り物をもらって嬉しい!
子どもが大きくなり巣立った後は、夫婦二人の生活になる場合が多いでしょう。
その生活では、自分の誕生日を忘れて、盛大にお祝いする機会は少なくなるのだとか。
あるおばあちゃんの、孫からお祝いをもらってとても喜んでいるSNSの投稿が話題を呼んでいます。
Facebook に投稿された大谷さんの喜びの声。
お孫さんにケーキと花束を誕生日プレゼントとしてもらったようですね。
喜びだけではなく、エネルギーの充填までできる孫からのプレゼントは、お値段以上の価値があります。
孫のおかげで、ますます元気に長生きできそうです!
動画共有アプリを使って孫の成長を楽しむ!
老人ホームで暮らすお婆ちゃんが「あの、これ…」とタブレットを渡してきたので、使い方がわからないのかな?と思って受け取ったら「私の孫。かわいいでしょ!」と男の子が苺を食べる様子が映っていた。さらにコメントまで投稿していて、動画共有アプリを完璧に使いこなしてた。好奇心は若さの秘訣だ…
— しろたぬ@モグモグごっくん (@shirotanu_dds) February 24, 2021
老人ホームに往診している歯科医の方の投稿です。
往診先で出会ったおばあちゃんの、元気と若さの源が「孫」だったという投稿が話題を呼んでいます。
最近では写真や動画アプリで両親と孫の写真や、動画を共有するツール、テレビ電話などで、離れていても孫の成長を身近に感じられる時代になっています。
いつでもどこでも孫の存在を身近に感じられるのは、祖父母にとって喜びや生きがいにつながっているようです。
孫のかわいい姿見たさに、最新のツールを使いこなすおばあちゃん。
これぞまさに「若さの秘訣」ですね!
兄弟姉妹みんながかわいい!
母は仕事で忙しくて、私達きょうだいは祖母に育てられた。
— みどりちゃん低浮上 (@mimimidori) December 13, 2020
「孫の中でみどりがいっちばんかわいいわ」
といつも言ってくれていた。
大人になり、祖母が亡くなりしばらくして、きょうだいで思い出話に花を咲かせた時
他のきょうだいも「孫の中であなたがいちばん可愛い」と言われていた事が判明し笑った
祖父母世代にとって、孫はみんな自分の娘や息子の子ども。
どんな孫であれ、分け隔てなくかわいいものです。
そんな祖父母世代の愛情が垣間見える投稿が話題を呼んでいます。
こちらの投稿では、おばあちゃんの分け隔てない孫への愛情が感じられます。
おばあちゃんにとって一番かわいいというのは嘘ではなく、「孫全員が一番かわいい」のでしょう。
「みんな一番!」と感じているおばあちゃん、とても素敵ですね。
孫が遊びに来るのを楽しみに待っている!
孫が遊びに来るのを楽しみに待っている、おじいちゃんの投稿。
仕事がサクサクと進んでいることから、いかに心待ちにしているかが伝わります。
孫の存在というのは、普段当たり前にしている仕事も、楽しくしてしまうのですね。
おじいちゃんがいかに孫をかわいいと思っているのかが目に見えます。
帰ったばかりの孫が、次はいつ来てくれるのかを、今から心待ちにしている夫婦の様子。
ほほ笑ましいですね。
2.孫との関係に対する意識
第一生命「子育て世代のワークライフバランスと祖父母力」より作成
第一生命が「子育て世代のワークライフバランスと祖父母力」という目的でアンケート調査を実施しています。
この調査によると、9割の祖父母が「孫がいることで生きがいや張り合いを実感している」ということがわかりました。
自分たちが子育てをしているときとは、生活環境や心のゆとりに変化が生じていて、孫がかわいいと思えるようです。
「接するときは、体調を崩させないか気をつける」
「孫をついつい甘やかしてしまう」
「孫の子育てにもう少しかかわりたい」
といった回答結果からわかる通り、孫との関係ばかりではなく、親世代との関係にも気を使っているということも明らかになりました。
3.孫がかわいいと思う5つの理由
自分たちが子育てをしていたときとは、随分と状況が変わっているのが祖父母世代。
精神的な成長や経済的な余裕が生まれ、なによりも孫に対しての責任はないのが、気楽にかわいがれる要素のひとつです。
ここでは孫がかわいいと思う理由について、祖父母世代に共通する理由を紹介します。
歳を重ねると心に余裕が生まれるから
金銭的にも、時間的にも余裕があり、孫に対して惜しみなく手をかけられます。
子どもが手を離れ、大きな出費もないので、孫に対して十分にお金をかけられるのです。
さらに老後の暮らしは、ゆったりと日々を送ることができます。
仕事を引退し、時間に余裕があるからこそ、孫と十分に触れ合える時間を設けられるので、多少のことでイライラしません。
子どもは一つのことを成し遂げるのに、時間がかかる場合もあります。
それでも、気持ちに余裕を持って待っていられます。
自分が子育てしていたときにはなかった心の余裕が、「孫はかわいい」と強く実感することにつながります。
「孫のためにすべての時間をさける」のが、時間的ゆとりの証明ですね。
わが子の幼き頃と重なるから
わが子の幼かったときにできなかったこと、やらなくて後悔したことをしてあげられる、という理由もあります。
自分の育児をやり直しているような感覚もあり、子育てをしている中で「こうしておけば良かった」というのを、孫で実現できるのが自分の満足感にもつながり、孫に対してかわいいさが募る要因のようです。
子育てに直接責任を負わなくても良いから
自分が子育てをしていると、「子どもをしっかりとした大人にしなくては」という責任感がともないます。
子どもに対してしつけや指導教育している中で、子どもがきちんと答えてくれないとイライラしてしたり悲しくなってしまったりするでしょう。
しかし孫であれば、将来に対しての責任を持つ必要がありません。
そのぶん、孫の一挙一動が非常にかわいいと感じ、多少のわがままや、やんちゃでも気にせずに過ごせます。
子育てに強い責任感を負わないことから、ただただ孫がかわいいと感じられるのです。
孫が祖父母に似ていて、遺伝を感じるから
孫に対して、自分たちの遺伝子を何かしら感じ取り、無条件でかわいいと感じるという理由もあります。
娘や息子の幼い頃に似ている、容姿以外でもちょっとしたクセや性格などが似ていると感じ、自分の遺伝子をついでいることを強く実感すると、よりかわいいと感じてしまうのでしょう。
生物の神秘のひとつですね。
数十年ぶりに小さな子どもと触れ合える
久しぶりに見る小さな子どもや赤ちゃん。
自分たちの周りも自然に歳をとり、なかなか触れ合う機会がない環境で過ごしていて、久しぶりに触れ合う赤ちゃんや子どもがとてもかわいく感じるという理由もあります。
自分一人では生きていけないような存在に触れ合うことが、保護欲にかられ、いとおしく感じる一因にもなるのでしょう。
4.かわいい孫をめぐり、三世代で注意したい4つのポイント
しかしながら、かわいいだけじゃ終わらないのが孫との関わり合いです。
孫がいる以上、必ず親もいるはずです。
祖父母世代と孫だけではないので、双方良い関係でいるためにも、気をつけることもあります。
最低限知っておきたいことについてまとめました。
孫と接すると身体的に疲れを感じることがある
これからどんどん気力や体力が充実していく孫世代とは反対に、既に衰えてきている体力や気力がどんどん低下していく祖父母世代。
当たり前ですが、同じような生活のペースを維持するのは非常に難しいでしょう。
孫が体を使って遊ぶときには、体力の低下を強く感じるようです。
一緒にいるときには、「孫がかわいい」という気持ちから、無意識のうちに一緒に遊んでいるようですが、実際のところ無限に動き回っていられる孫とは違い、数分程度しか全力では体を動かせないのが祖父母世代。
孫と遊ぶときには、何かしらの対策を持っていないと、体力がついていかない実情があります。
本音をいうと、孫が帰ったらどっと疲れている実情があるのだとか。
祖父母世代の本音としては「来て嬉しい、帰って嬉しい」だそうですよ。
子育ての第一の責任者は孫の両親であることを念頭に
日頃から共働きの両親の場合、祖父母に子どもを預ける機会も多いはず。
それを当たり前と思わずに、ある程度の距離感を保ちながら接することも大切です。
親世代の中には、「自分の親が生きているうちは甘えておこう」と思っている夫婦も少なくありません。
共働きで懸命に働いていて、どうしても孫の面倒が見られないならまだしも、孫の世話を投げ出し、親世代の楽しむ時間ばかりをとっているならば、祖父母世代の時間が削られます。
たまの息抜きなどで孫を預かる程度であれば良いのですが、丸投げされるようならば話は別。
子どもの成長と自立のために責任を負っているのは、親であり祖父母ではありません。
ある程度の距離感を持っていないと、親が子育てをせずに祖父母が孫育てをするはめになってしまいます。
親の成長を促す意味でも、過度な干渉は禁物です。
世代間のギャップに注意
現代の子育てという意味では超初心者なのが祖父母世代。
経験しているからできるだろうと思い込んでいても、今の時代の常識は知らないことも多くあるでしょう。
昔は常識だった日光浴や、果汁を与え始めるところからの離乳食開始などは、今では絶対にありえないような育児とされています。
子育てからリタイアしている祖父母世代は、最新の情報入手も難しい傾向が。
なにもいわずに預ける両親にも責任はありますが、孫を預かる以上、その間は祖父母にも責任が発生します。
「なにが良くて、なにがダメなのか」というのを、親世代に確認して世代間のギャップを埋める対策も必要です。
孫が「遊びに来る」のと「遊びに行く」のでは気持ちが違う
孫の家に遊びに行くとなると、どういう風に遊ぶか、時間的な制約、場所的な制約などが生じるので祖父母世代としては多少気配りが必要。
そう考えると遊びに来てもらう方が、自分達の環境下で孫と遊べるので気楽なのだとか。
孫の年齢により付き合い方も変わるでしょうが、祖父母世代と会うときには親の都合だけで予定を立てることは避けるべきでしょう。
祖父母としてはどちらでどのように会うかというのもきちんと考えた上で調節することで、良好な関係性の維持に繋がります。
5.まとめ
いつまでもかわいい孫と祖父母世代、親世代が幸せに過ごすために、ある程度のルールやマナーは必要です。
孫や親世代と適度な距離感を持って、お互いに負担にならないよう気配りをしながら楽しく過ごすのが、孫との関わり合いにおいて重要になるでしょう。
また祖父母世代は、孫そのものが生きがいになっていることもありますが、孫だけが生きがいだと、お互いに干渉しすぎて負担になってしまっているケースもあります。
孫以外にも「生きがい」を見つけると、バランスの取れた距離感をキープし、お互いにとって良い関係でいられます。
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