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槌井 渉

槌井 渉
つちい わたる

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2021.03.03

高齢者の生きがいランキングと自分にあった生きがいの見つけ方を紹介!

友人と一緒に散歩する高齢者3人組の写真

「これまで仕事に打ち込んできたが、定年した後はポッカリ心に穴が空いたようになって生きがいを感じられなくなってしまった」という方が増えています。

生きがいを感じている人の方が健康で長生きするという調査結果もある中、これから先の長い人生を目的もなくダラダラと生きていくのは好ましいことではありません。

この記事では、そもそも生きがいとは何か、また自分にあった生きがいはどのように見つければ良いか解説し、さらに生きがいランキングも紹介します。

高齢者が生きがいを感じながら生活することは、心身の健康を保つ上でとても重要なことです。
この記事では、生きがいを見つけるいくつかの方法について簡単に解説します。

1.高齢者が生きがいをもつことがなぜ重要なのか

高齢者にとって生きがいを持つということは、非常に重要なことです。
そもそも生きがいとは何かについて、他の人はどのくらい生きがいを持っているのか、また生きがいを持つことがどうして重要なのかについて簡単にご説明いたします。

生きがいとは

生きがいとは、『広辞苑』では以下のように説明されています。

生きるはりあい
生きていてよかったと思えるようなこと

何を生きがいと感じるかは人によって、また時代背景によっても様々であり、一様に決められるものではありません。

どの程度の高齢者が生きがいをもっているのか

内閣府が実施した令和元年度 高齢者の経済生活に関する調査結果(概要版)によると、生きがいを感じる高齢者の割合は以下のようになっております(図1)。

生きがいを感じる高齢者の割合を示す円グラフ

図1 内閣府「令和元年度 高齢者の経済生活に関する調査結果(概要版)」より作成
https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/r01/gaiyo/pdf/sec_2_1.pdf


「あなたは、現在、どの程度生きがい、喜びや楽しみ、を感じていますか」という問いに対し、現在生きがいを「十分感じている」と回答したのは全体の37.2%で、「多少感じている」(42.5%)を合わせると、79.6%が生きがいを「感じている」と回答しました。

一方、生きがいを「まったく感じていない」と答えたのは3.6%で、「あまり感じていない」(16.2%)を合 わせると、19.8%が生きがいを「感じていない」と回答しました。

まとめると、全体のおよそ8割の高齢者が多少なりとも生きがいを感じているという結果となりました。

生きがいをもつことがなぜ重要なのか

生きがいを持つことは、健康で長生きするために大切なポイントとなります。

内閣府が行った平成26年度高齢者の日常生活に関する意識調査結果(全体版)では、健康状態が良いと感じる高齢者の方が、よくないと答えた高齢者に比べ、生きがいを感じている確率が高いことが示されました。

また、いくつかの調査の結果、生きがいを持つ高齢者は、そうでない高齢者に比べて健康で長生きする傾向にあることが示されています*1*2。

このように生きがいもつことは、健康で長生きするために重要なポイントになるのです。
健康や長生きのみならず、生きがいをもつことは、「生きていてよかった」と日々感じられることにもつながります。

2.高齢者の生きがいランキング

内閣府が行った平成26年度高齢者の日常生活に関する意識調査結果(全体版)では、生きがいについてもう少し掘り下げた調査を行っています。

「どのような時に生きがいを感じるか」について、複数回答で答えてもらった結果が下の表です(表1)。

高齢者が生きがいを感じる事柄とその割合

趣味やスポーツに
熱中しているとき
47.3%
友人や知人と食事、
雑談しているとき
42.3%
家族との団らんのとき 39.4%
旅行にいっているとき 33.5%
仕事に打ち込んでいるとき 24.5%

表1 内閣府 平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査結果(全体版)より作成
https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h26/sougou/zentai/pdf/s2-1-1.pdf


以下、回答数の多いものをランキング形式で紹介していきます。

1位 趣味やスポーツに熱中している時

回答の中で最も多かったのが、「趣味やスポーツに熱中している時」という答えです。全体の47.3%の方がこの回答を選びました。性別で見ると、男性 54.1%、女性 41.3%と、男性の割合が高くなっています。

2位 友人や知人と食事、雑談している時

第2位は「友人や知人と食事、雑談している時」で、42.3%の方がこの回答を選びました。性別で見ると、女性 53.1%、男性 30.2%と女性の割合が高くなっています。

3位 家族との団らんの時

第3位は「家族との団らんの時」で、39.3%の方がこの回答を選びました。

3.高齢者が生きがいを見つけるコツ

高齢女性3人組の写真

では、現在生きがいを感じていない高齢者はどのようにして生きがいを見つければ良いのでしょうか?
生きがいを見つけるコツをいくつかご紹介いたします。

■ 役割から生きがいを考える

人間は、何らかの「役割」を持つことで生きがいを感じることができます。

・仕事上の役職などの公的な役割
・親子関係から生まれる身近な役割
・地域で生活する一人の住民としての役割
・友人との関係から生じる役割


など、生活のあらゆる場面で幅広い役割が存在します。

新たな仕事を始めるのでも良いですし、これまではあまり縁のなかった町内会の仕事を引き受けてみたり、地域や地元の病院などでボランティアを始めてみるのもおすすめです。

高齢者向けに訪問美容やワークショップを開催するディグニティチャーム大久保さんは、高齢者が楽しく生きるコツについて以下のように、述べています。


『シニアが楽しく生きるコツは、役割をもって社会とつながり続けること』

高齢者が「役割」を持って社会とつながるために”。シニアに寄り添うソーシャルベンチャーが目指す未来(後編)

役割を担うことは、生きがいを感じるため、楽しく生きるためにも重要な要素なのです。

また緊急時にサポートしてくれる人がいれば、ペットを飼うのも良いでしょう。

「ペットの保護者」という役割が生まれれば、毎日の生活に張り合いが出ます。
犬であれば一緒にお散歩しているうちに、自然と地域の人の和になじんでいたということもあるようです。

また、犬とのふれあいは精神的・肉体的な症状を緩和する効果も報告されており、犬を飼ってみることは、ペットの保護者という役割のみならず、心身の健康を保つうえで効果的です。
介護施設でも活用されるドッグセラピーとその効果とは?

■ 趣味を楽しむことも大切な生きがいになります

若い頃から楽しんでいた趣味はもちろんのこと、何か気になることがあれば、新しくはじめてみるのも良いでしょう。

地域の健康教室に通ってみるのも良いですし、これまでは時間がなくてゆっくりできなかった勉強をして、資格を取得してみるのも楽しそうです。

■ アクティビティ重視型の施設に入るという手段も

レクリエーションを楽しむドーミー相模原ご入居者の写真ドーミー相模原のご入居者がレクリエーションを楽しむ様子

身近にはなかなか生きがいを感じるようなイベントもなければ友人もいない、という方にはアクティビティ重視型の施設に入居するという手段もあります。

自立型の有料老人ホームでは、元気な高齢者がたくさん入居されています。
以前には、介護施設へご入居されている方々へインタビューしたこともあります。
入居者のみなさんにインタビューしてみました!

施設によっては、さまざまなレクリエーションやイベントを頻繁に開催するなどアクティビティを重視する施設もあり、このようなタイプの施設に入ることで、社会との接点や、新たな人間関係を構築することができ、結果として生きがいにつなげることができます。
介護施設で行う、高齢者向けレクリエーションとは?

4.まとめ

笑顔の高齢夫婦

生きがいとは一つに決められるものではありません。
自分が「楽しい」「幸せだ」と思えるものがあなたにとっての生きがいです。

それは趣味でも良いですし、家族や地域の役に立つことかもしれません。
また、人の役には立たなくても、毎日読書をすることが心から楽しめれば、それがあなただけの生きがいです。

今は生きがいを感じるものがない、という方には、アクティビティ重視型の自立型有料老人ホームという選択肢もあります。



高齢者にとって、生きがいを持つということは、健康で長生きするということにつながります。

今の自分に合った方法で生きがいを探してみてください。

参考資料
*1 関奈緒「歩行時間、睡眠時間、生きがいと高齢者の生命予後の関連に関するコホート研究」「日衛誌」第56巻第2号、2001年7月)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjh1946/56/2/56_2_535/_pdf/-char/ja
*2 坂田清美、吉村典子、玉置淳子、橋本勉「生きがい、ストレス、頼られ感と循環器疾患、悪性新生物死亡との関連」(「厚生の指標」第49巻第10号、2002年9月)
http://www.hws-kyokai.or.jp/images/ronbun/all/200209-2.pdf

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