2020.07.06
遠隔医療サービスとは?LINEも参入した「スマホ診療」などおすすめアプリをご紹介。
新型コロナウイルスの影響で、人との接触を極力減らす努力が求められる昨今。
人が密集する病院に足を運ぶのも、可能な限り避けたいところ。
そんな中、自宅にいながらオンラインで医師の診察を受けることができる「遠隔診療」が注目されています。
こうしたテクノロジーを活用した関連サービスも続々と登場しています。
ここでは、日本でも既に進んでいる「遠隔診察サービス」の事例についてご紹介していきます。
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1.そもそも遠隔医療サービスとは?
在宅でも医師の診療が受けられるのが「遠隔診療サービス」です。
スマートフォンやタブレットから利用できることが最大の特徴で、オンラインのビデオチャットを通じて、医師への健康相談や診療が受けられます。
2.遠隔治療サービスのメリット
「遠隔診療先進国」であるデンマークでは、自宅を診察や治療の場とする新しい診療の形が国主導で進められています。
例えば、デジタル聴診器を用いて、医師が遠隔で患者の肺の音を聴き肺炎かどうかを診断したり、ケガややけどの状況を写真で送り、医師が重症度をみて、病院に行くべきか否かを判断する、というような診療も行われています。
老後の暮らしを支える方法として、テクノロジーの活用が脚光を集めています。
➡デジタル機器を使って、医療介護現場を救う。アメリカで注目を集めるエイジテックとは?
2020年の春に5Gがスタートした日本では通信環境の向上により、高精細な画像などのやりとりが可能となり、音声や動画などのデータを送る際も遅延なく安定。
さらにコロナ禍の状況もあいまって、遠隔診療の普及がますます期待されているのです。
3.日本でも始まった「遠隔医療アプリ」
日本でも既に、遠隔診療サービスがスタートしています。
ここでは、3つのサービスをご紹介します。
LINEヘルスケア
国内月間利用者数「7800万人」を誇るLINE(2020年5月現在)。
日本のスマホ利用者のほとんどの端末に入っているといっても過言ではないメガサービスとITを活用した様々な医療従事者向けサービスを提供するエムスリーが手を組み立ち上がったサービスが「LINEヘルスケア」です。
本サービスは厳密に言うと「遠隔診療サービス」ではなく「遠隔健康医療相談」サービスとなり、LINE上で24時間365日、゙医師に健康相談ができるというもの。
からだの不調やお子様の急病など様々な不安に医師が直接答えてくれます。
支払いはLINE payのみ。
今後は、LINEプラットフォームを活かした「総合遠隔診療サービス化」に向けて、オンラインでの健康相談や診療、服薬指導、薬の配達までを包括したサービスの提供を目指していくそうです。
LINEヘルスケア
https://linehealthcarecorp.com/ja/lp/2019/1
ポケットドクター
「ポケットドクター」はスマートフォンやタブレットを使って、医師から診療を受けることができるオンライン診療サービス。
医療機関への診療予約から診療、薬や処方箋の受け取りまでの一連の流れをアプリのみで完結できます。
利用できるのは、ポケットドクターを導入している医療機関のみとのこと。
また、スマホと連携した血圧計や体温計などのヘルスケア機器から取得したデータを「ポケットドクター」と連携することで日々のデータを医療機関へ共有することや薬や処方箋の配送まで行ってくれるのが特徴。
地方で導入している医療機関は今のところ少ないですが、都内近郊では利用できるところも多く、今後普及していきそうなサービスです。
ポケットドクター
https://www.pocketdoctor.jp/
スマホ診
スマホ診とは、オンライン診療(遠隔診療)の仕組みを活用したサービス。
東京都中央区にある「つなぐクリニックTOKYO」が独自に開発し、提供しています。
WEBやスマートフォンアプリで、診察予約や医師の診察を受けることができ、薬は自宅のポストに配送。
患者が通院を続けやすい、医療サービスの提供を目指しているそうです。
「まちのかかりつけ医」の新たな形として、今後、あなたのまちの診療所にもこういった診療所が増えていくかもしれません。
スマホ診
https://www.sumahoshin.or.jp/online-medicalcare/
つなぐクリニックTOKYO
https://www.sumahoshin.or.jp/online-medicalcare/
4.まとめ
ITの活用により、診療サービスも飛躍的に進歩を遂げています。
ぜひ、気になったサービスを使ってみてはいかがでしょうか。
日々の健康管理や、脳トレには、スマホアプリを活用することも大変効果的です。