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槌井 渉

槌井 渉
つちい わたる

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野村 富⼠⼦
のむら ふじこ

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2021.09.21

歩けないのに退院を勧められた場合の選択肢とは?決断を迫られても落ち着いて対応しよう。

歩けない高齢者と歩行介助を行うスタッフの写真

「歩けないのに退院を勧められた」ということは、実はそれほど珍しいことではありません。
家族が病気で入院するだけでも心身ともに負担がかかるのに、いきなり退院と言われれば、「これからどうすれば良いか」と途方に暮れてストレスも倍増となりますよね。

入院中の親が、まだ歩けないのに退院(もしくは転院)を勧められた方に向けて、どうしてこのようなことが起こるのか、これからどうしたら良いのか、どのような選択肢があるのか、そしてやっておいた方が良いことなどを簡単にまとめました。

今後の介護がスムーズに進むように、施設探しや在宅介護に向けたそれぞれの課題を洗い出し、一つ一つクリアしていきましょう。

1.歩けないのに退院を進められてもまずは落ち着く

「歩けないのに退院を迫られるなんて」と驚かれるかもしれませんが、これは病院ごとの役割分担があるためです。
急に体調が悪くなって救急車を呼ぶと、救急外来を持つ急性期病院に運ばれます。

急性期病院の役割は「病気を治すこと」であり、急性期病院での入院日数はおよそ20日未満が一般的です。

歩けるようになるまでリハビリをするのは急性期病院の役割ではなく、回復期リハビリテーション病棟(病名によって入れるかどうか決まる)や療養型病院、介護老人保健施設などといった慢性期の患者さんを受け持つ施設の役割なのです。

つまり「退院を勧められる」ということは、急性期病院で治療を要するような病気は良くなったということです。
そこから先は、ご本人の状態に合わせて適切な病院や施設に入所したほうがよいサービスを受けられます。

退院を勧められてもまずは落ち着いて対応することが大切です。

歩けない状態での退院。どんな選択肢がある?

退院後の療養先を示したグラフ図

急性期を脱したからといって、誰しもがスムーズに自宅に戻れるわけではありません。
入院生活で劣った筋力や体力を考えると、日常生活がスムーズにできなくなるケースも多々あります。

積極的な治療が必要なくても、自宅に帰るには少し不安が残る…
多少の医療処置が必要で、自分だけで自宅に帰るには不安がある…
さまざまな施設やリハビリに対応した病棟を経て、自宅に帰る…
様々なケースがあります。

急性期病院からの転院先としてどんな施設があるのか紹介します。

地域の一般病院

自宅近辺の一般病院に入院し、引き続き治療を受ける場合に転院する移動先です。

地域の一般病院への転院が想定されるケースとしては、大学病院などでしかできない手術や、他の疾患を有しているため、他科併診で治療が必要な場合によくみられます。

病状や疾患に特化した治療ができる大病院などに入院し、その病院でしか受けられない治療を受けた後、継続管理をするために自分や家族の通いやすい地域の一般病院に転院するのです。
病状が落ち着いていなかったり、急性期管理が必要なケースでも、地域への一般病院へ転院しなければなりません。

急性期病院から地域の一般病院への移動は、介護タクシーや、病院管轄の救急車を使用することもあります。
移動の相談は、医師などを含め相談する必要があります。

療養型病院

慢性疾患や障害のために、何かしらの医療的介入と看護を必要とする方が対象の病棟です。
療養が目的なので、リハビリが受けられる時間には制限があります。

療養型病院は「医療区分」によって、入院基準は定められています。
該当する人は施設にはなかなか入れないという実情があります。

参考:厚生労働省 「療養病棟の医療区分」P1

回復期リハビリ病院

急性期を脱し、リハビリが日々の生活の中心となった患者さんが入院する場所です。
さまざまなリハビリメニューを毎日行えるだけではなく、医師、看護師とリハビリの専門家両方が常駐しているのが大きなメリット。

身体機能の回復だけではなく、体調の管理や患者さんにとって必要なケアもしてくれるので、回復期の患者さんにとっては理想的な環境です。

リハビリするのが目的の病院なので「脳疾患、整形外科の骨折による、外科的手術した後」など、疾患名により入院できるかどうかの縛りがあります。

60日、90日、120日、150日など、疾患名で入院できる日数も変わり、毎日のリハビリできる時間も病名により変わってきます。
ADL(日常生活動作)レベルを上げて施設に行くか、自宅に行くかの中継地点として活用されています。

参考:厚生労働省 「回復期リハビリテーションを要する状態と算定日数の上限等」P42

地域包括ケア病棟

病名による入所基準はありませんが、60日で退院しなくてはならないという入院日数の縛りがあります。
急性期を脱したものの、すぐに自宅には帰れない、施設に移るまでに少し時間がかかる場合、施設などを含め行き先がまだ決まっていないけれども、急性期病棟を退院しなくてはならないなどの状況で、どこかに急いで移動しなくてはならない場合に活用されます。

また、退院後の患者さんで医療行為(インスリン・服薬管理など)が必要な方のショートステイ先としての預かりの対応もしています。

介護保険の枠ではなく、医療保険での支払いになるので料金が変わってきます。
利用する人により、施設とどちらが安いかは異なります。

介護施設

一般的には病院ではない場所の施設すべてを「介護施設」としています。

<入所可能な介護施設>

  • 特別養護老人ホーム(特養)
  • 介護老人保健施設(老健)
  • 有料老人ホーム
  • グループホーム(GH)
  • 小規模多機能ホーム
  • サービス付き高齢者住宅

などの総称が「介護施設」です。

主な役割は、介護士などの有資格者が提供する介護サービスが受けられる施設のことを指します。
それぞれの施設には、役割や介護認定度により受けられる介護サービスが異なります

詳しくは、以下の記事をご覧ください。
簡単フローチャートでわかる老人ホームの種類と選び方のポイント7つ

自宅

患者さんが目指す最終的な療養先のひとつは自宅でしょう。
急性期病院退院後、すぐに自宅に戻れなくても、介護施設やリハビリ病棟など、ADL(日常生活動作)を回復させれば、自宅に戻れるケースも多くあります。 

また、地域のケアサービスなどを活用し、自宅に戻れるようになる場合も。
急性期からそのまま自宅に退院する場合、最初のうちは家族のサポートが必須なこともあります。

急性期退院後、まっすぐ自宅に戻ることを想定しているならば、自宅で生活する上で必要なサービスや、家族の介入がどれぐらい得られるのかなどをきちんと想定し、戻ることが大切です。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。
初めての自宅介護!知っておきたい基本の費用やサービスをご紹介


急性期病院からの転院先について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
➡急性期病院からの転院先にはどこがある?転院先を紹介!リハビリ情報も満載です。

2.退院時は歩けない状態でも劇的な回復を遂げたケース

老人ホームでリハビリを行う高齢者と介護士

退院の時点で歩けない状態であっても、歩くことを諦める必要はありません。劇的な回復を遂げた例をご紹介します。

事例の紹介

パーキンソン病で体調を崩し入院したAさん。
口から食事を取ることもままならず、肺炎を繰り返すため胃ろうを増設しました。

入院する前は奥様が少し手を貸すくらいで、身支度や入浴なども自分で行っていましたが、退院する頃にはすっかり寝たきりになっていました。

体調も不安定であり、ご家族は「最期は家で過ごさせてあげたい」と在宅介護を選択し、往診医や看護師、リハビリテーションのスタッフなどの体制を整えた後、自宅に連れ帰りました。

自宅に慣れてくると、不安定だった体調も落ち着き始めました。時期を見て嚥下(えんげ;飲み込み)や体力回復のためのリハビリを始めたところ、2ヶ月ほどでアイスクリームなど軽いものが食べられるようになりました。

半年経ったあたりでは、トイレまで自分で歩けるようになったのです。
自宅で家族と一緒に過ごすことで、リハビリに取り組む意欲が出てきたことが、劇的な回復につながったものと考えられます。

3.在宅療養を行う場合に準備すべきこと

高齢女性に布団をかける自宅介護の写真

自宅での療養生活では、予想もしなかったことが多く起こります。
設備や人員が整った病院での手厚い介護を自宅でも実現するためには、介護・医療・リハビリサービスを包括的に準備することが大切です。

退院までの間にやっておきたいことをまとめておきましたので、参考にしてみてください。

介護保険を申請する

介護保険制度に関する写真

最優先に行うべきことは、介護保険サービスを利用するために必須となる要介護認定の申請です。
以下のような流れで申請の手続きを行います。

要介護認定の申請

住んでいる市区町村の窓口へ行き、要介護認定の申請をします。

聞き取り調査

申請後、市区町村の職員が本人や家族から聞き取り調査を行うとともに、かかりつけ医が主治医意見書を作成します。

一次判定の結果が出る

これらの情報をもとに、コンピューターによる一次判定結果が出ます。

2次判定の結果が出る

一次判定結果と主治医意見書の内容をもとに介護認定審査会が2次判定を行い、要介護度(要支援度)が認定されます。

介護保険サービスの利用決定

要介護度(要支援度)によって、1ヶ月間に介護保険を利用できる限度額と使えるサービスが決まります。

介護サービスの提供準備を整える

要介護認定を受ける高齢男性の写真

要介護度(要支援度)が決まれば、決められた枠の中でどのような介護サービスをどのくらい使うのかなど、具体的なサービス利用方法を決める必要があります。
サービス利用に必要なケアプランはケアマネージャーが作成します。

ケアマネージャーに依頼をするには、要介護1以上の場合は居宅介護支援事業者(施設入所の場合は施設の介護支援相談員)、要支援の場合は地域包括支援センターに相談すると良いでしょう。
ケアプランが整った段階で、必要な事業所などをケアマネージャーが手配してくれます。

在宅医療で受けられるサービス一覧

バイタル測定器の写真

在宅医療で受けられるサービスには以下のようなものがあります。

<在宅医療のサービス>

  • 往診
    体調が悪い時に医師の診療を受けるサービスです。

  • 訪問診療
    定期的に医師の診察を受けるサービスです。

  • 訪問看護
    看護師が各家庭を訪問し、医師の指示のもとに診療介助や療養上の世話などを行います。

  • 訪問リハビリテーション
    理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーションスタッフが各家庭を訪問し、リハビリをしてくれます。

4.介護施設への入居を行う場合に準備すべきこと

介護記録の書き方のコツをイメージしたチェックリスト

状態が比較的安定しているが自宅での介護が難しい場合は、介護施設や老人ホームへ入居するのも選択肢の一つです。

退院が迫られているなかで、受け入れ態勢が整っており、かつ空きがある施設がどこか探して、入居準備を行うことが重要です。

ここでは施設へ入居するのに必要とされるものや、施設の探し方などについて説明します。

健康診断書

ほとんどの施設は入居にあたり、健康診断書の提出が必要です。
施設ごとに決まった書式があることもあれば、病院書式で良い場合もあります。

入院中に担当医に依頼するのがスムーズですが、大抵の場合は依頼した日に受け取ることはできません。
入居審査時に提出が必要な施設もあれば、後日提出を認める施設もありますので、入居を検討している施設に直接確認してみてください。

入居資金

有料老人ホームの費用の場合、入居時に入居一時金の支払いが必要なことが多いです。
入居一時金の準備が間に合わない場合は、「0円プラン」を活用することで、初期費用の負担を後払いすることができます。

有料老人ホームの費用の詳細は、以下の記事をご覧ください。
すべてがわかる!介護付き有料老人ホームの費用

5.退院を迫られる状況ですぐに入れる老人ホームを見つけるには?

退院を迫られている状況ですぐに入れる老人ホームを見つけるには、いろいろな方法があります。
ここでは代表的な方法をいくつかご提案します。

入院している病院のソーシャルワーカーに相談する

地域包括支援センターで働く女性の写真

まずは入院している病院のソーシャルワーカーに相談してみてください。
最近では、入院の際に担当のソーシャルワーカーが決まっており、退院の際に家庭環境や介護などで問題となることがないか、予め洗い出していることが多いです。

相談する際には、適切な施設を選ぶためにも、ソーシャルワーカーには隠し事はしないようにしましょう。

特に金銭面は重要なポイントです。
本人の年金はもちろんのこと、家族から定期的な援助が見込めるかなど、月々いくらまでなら施設へ支払えるのかを正確に伝えましょう。

近くの老人ホームへ足を運ぶ

ケアハウスの外観

入院中の病院の付近や自宅の近所に老人ホームがある場合は、直接相談してみるのもおすすめです。

その施設で空室がない場合や医療体制が整っていない場合など入居が難しいと思われるケースでも、系列で入居可能な施設を紹介してもらえることがあります。

ココシニアではオンライン見学サービスを提供しており、入院中であっても施設の見学を行うことが可能です。
興味のある方はぜひ一度お試しください。(リンク設置)"

インターネットで施設情報を収集する

ブログを読む女性の写真

ひとくちに老人ホームといっても、立地や費用感はもちろん、細かな医療体制や施設の特徴、リハビリプログラム、施設が力を入れている点は多種多様です。
老人ホームにはどんな種類の施設があるのか、どんな特徴をもった施設があるのか調べることが重要です。

経験豊富なアテンダントに電話相談する



即日入居、医療体制の有無、予算感、老人ホームの雰囲気はあっているかどうか、などさまざまな情報が必要であり、インターネット検索だけでは情報不足で、入居施設を検索するのはとても難しいことです。

どうしても迷って決められない、何から手をつけて良いかわからない、という方には、ココシニアの電話入居相談がおすすめです。

経験豊富なアテンダントが入居希望時期、本人の状態、予算や地域、老人ホームに求める特徴などを丁寧にお聞きし、それぞれのニーズにあった施設を提案いたします。

もう退院まで間がないなど、状況が逼迫している時はもちろんのこと、まだ具体的に入居日が決まっている訳ではないけれども情報を仕入れたいなど、お困りのことがありましたら、ぜひアテンダントへの電話相談をご利用ください。

ココシニアのアテンダントについて、以下のページでご紹介をしております。
ぜひご覧ください。

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